棺にコスメ

生きてる限りメイクする

私がおばさんになっても

 

おばさんじゃない人に「もうおばさんだからさー」と言われると困りますよね。

でも本当のおばさんに「もうおばさんだからさー」と言われてもそれも困りますよね。

受け手としてはどっちの答えも正解は「そんなことないですよぉ」じゃないですか。

私は年齢的にはしっかり後者なんですけど(30後半の後半です)、若い人と話す時、「もうおばさんだからさー」的言葉は簡単に吐かないようにしています。

自分が若い時にやたらそう言ってくるおばさんってちょい面倒くさかったなぁーというのがあって。私がおばさんになってもそう言うのはやめようと思ってました。

年上として叡智を授けて下さる会話と、もうおばさんだからさーという自己卑下から入る会話って全然別物だと思うんですよ。

別にそう返してほしくて言ってるんじゃないとしたって、いやいや言われた方はそう返すしかないですからね。

「もうおばさんだからさー」という言葉によって、会話の内容が著しく発展する、何かが解決する、誰かを笑顔にできる、宝くじが当たる、電力になる、そんな理由と必然性がある時のみに、伝家の宝刀「もうおばさんだからさー」は使いたい。

 

で、一番怖いのは、おばさんじゃないのに(!)、おばさんじゃないから(!)、その余裕故に「もうおばさんだからさー」と言えてしまう現象ね。

それはその場にいる年下も年上もなんっか変な感じの空気になるやつだと思うんですよ。ダブルで持っていきますかーその空気って。

以前ちょっと怖い現場を目の当たりにしてしまったことがあって。

Facebookというやつがあるじゃないですか。知人が女性陣が映っている写真をアップしていたんですけど、その中で明らかに一番若い(更にごっつい美人)方が「◯◯ちゃん、こんなおばちゃんと遊んでくれてありがとー!」みたいなコメントをつけてたんですよ。

よー分からんのですが子供がその場にいたのかな?たぶんそんな背景ぽかったんですが、他の女性との年齢差、目測軽く15歳差はあったんですよね。

そりゃあ子供にとってはその子もおばちゃんだったかもしれないですけど、本当のおばちゃん達を差し置いて言うその勇気。アンパンマンもびっくり。

オチがないー。それではまた。