棺にコスメ

生きてる限りメイクする

10人中8人は興味が無さそうな映画「ライフ」がとてつもなく面白かった

 

まず言いたい。

丸の内ピカデリーのトイレって怖すぎません?

入った瞬間に「これはお化けか人間どっちかもしくはどっちもに襲われる」と思いました。

今時こんな…?って感じの古さで寂れ感がすごい。昔の学校のトイレみたいな。で、トイレの中の仕切りの壁がすごい低いの。低すぎるの。

バレー選手だったら立ったまま上から覗けると思う。

あんなにダブルの意味で怖いトイレ初めて。

 

本日は、きっと10人中8人は全く興味がない、でも2人は興味があってたまらない、そんな映画のご紹介です。

「ライフ」 

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この予告を観て面白そうって思った人は行ってよし!

パニック映画大好き、SF映画大好き、エイリアン映画大好き、真田広之結構好きな私は絶対観たいと思ってました。

最高でした!

 

やっぱねー、博士的な人が何かグロい細胞的なものを見て「美しい…」的なことを言い出すフラグは鉄板ですよねー。

宇宙飛行士だから人類の中でトップクラスに頭が良く冷静で度胸も覚悟もある人達VSエイリアンとの闘いなわけです。

あらかじめ生命体を採取するというミッションで来ている人達なのでトラブルの心構えができているはできているんですよ。

そりゃあパニクるはパニクるんですけど、根幹にある冷静度はエイリアン映画の中で群を抜いていると思います。

それでも、エイリアンにどんどんやられてくというお手上げ感。

ここが私がライフを観ていて一番面白さを感じたポイント。

「こうすればいいじゃん!ばかやろー共!」っていうやきもきが全然無いんですよ。頭いい人達が頭のいい提案を次々としてくれるので、観客はそれについていく形。

「そうすればいいんだね?よしそうしようそうしよう!ぎゃーそれでもダメなの!?」みたいな。楽しすぎるでしょー。

誰がどこでどういう風にやられるかっていう点が、こういう映画のセンスの見せ所だと思うのですが、一人目の選抜とやられ方にしびれました。あーそうくる!?っていう。いい!今年の祭りは違う!みたいな。最後もすごいんですよ…

ISS国際宇宙ステーション)での無重力描写が楽しいし、真田広之さんが終始とってもかっこいい!ワイヤーワークでの身のこなしはさすがです。一番上手で他の出演者は真田広之さんをお手本にしたという裏話。

それと、もうひとつおぉって思ったところがあって、宇宙飛行士の中に検疫官の女性がいるんですけど、「眉間にシワがよってるぜ」みたいなろくでもないことを男性に言われるんですよ。

その返しが「それも仕事のうちよ」。マブい返し!これは使えますよね?どこで

 

ゼロ・グラビティを観て「あー当分宇宙はこりごり地球が一番だわー」と思って、オデッセイを観て「前向き大事!宇宙も地球も悪くないなー」と思い直し、ライフを観て、「やっぱ宇宙やだやだやだすぎる」って思いました。

私はパニック映画やホラー映画を観に行く時は、この「やだやだやだすぎる」を味わいたくて行っているのですごく満足しました!