棺にコスメ

生きてる限りメイクする

何人たりとも私を元気だと思うことを禁じたい

 

メイクには良くも悪くも「素」からカバーできてしまう力がある故。

具合が悪い日、気分が優れない日、いつも通りのメイクをしてしまうと、自分から「ちょっと体調が良くなくて…」と言わない限り、ハイライトで肌ピッカピカだしチークやリップで血色はいいしアイシャドウやマスカラで目力があるしで、内部で起きてるグロッキーさは周りからは全く分からないってことありますよね。

もちろん大人ですからいちいち構って欲しいわけではなく、調子が悪いことを勘付かれないまま乗り切りれるならそれが一番。

なので、基本的にはメイクの力あざーっすって感じなんですが…

勘付かれまくりたい、そして雛鳥のように扱って欲しい、そんな時もあるにはあるじゃないですか。人間。

私は普段から割と口調がハッキリしてて受け答えが早いんですが、体調が悪くてもその辺が一切変わらないので(ちょっとは変わって欲しいんだけど)それできちんとメイクしてたら、バリバリのバリバリに健康人に見えてしまう。てか見えてる。自分にも見えてる。

実際「大丈夫?具合悪いの?」みたいな察しのいい声をかけられたことがない。

だから是非とも察して欲しい時には自己申告するしかないのですが、とてつもなくワガママだとは分かっていてもそれすらしたくない時もあるんです。

言わなくても分かってくだせーよーって、オスメント君の爪の垢でも煎じて飲んでくだせーよーって相手のシックスセンスにただただ委ねたい時。

でもこちらだって努力はします。

顔。顔で示すしかない。顔で伝えます。

今日だけはどうしても元気な人に見えたくない私は、ファンデーションと眉毛だけで出かけることにしました。事実色々する気力がなかったのだけど。

唇なんてファンデがちょっとついて白くて乾いてていい感じだし、目がショボくれてるから何かオモイツメテール小林製薬的なとこも出せてる。

あとは誰かの「大丈夫?具合悪いの?」待ちだったのですが、結論としてはとりあえずホモ・サピエンスからはそのような声をかけられませんでした。人類、言葉で伝えられることはやはり言葉で伝えようってことですね。

あと風邪薬を飲んだタイミングが良かったみたいで、気まずい程薬が効いて元気になりました。風邪薬ってこんなに効くんだね。びっくりー。ってタダの風邪かよ🤧