棺にコスメ

生きてる限りメイクする

あの日買ったコスメが無くならないことをまだ君たちは知らない

 

先日、男友達とちょっと化粧品の話になって、「女の人は化粧にお金がかかって大変だよねー。消耗品だから毎月買わないといけないんでしょ?」みたいな非常にピュアなことを言われたんです。

そうなんだよー大変だよーって無難な返答をして話は終わりました。

 

男友達が言ってることはよく分かるし表面上は何も間違ってはないです。

間違ってはいないのだけど、真の悩みはそこではないことをまだ君たちは知らない。

ただそれでいいんです。お互いに全部知ることが良いこととは限らないですから。メイクに関してなんて尚更です。

だから決してその男友達に言いたいわけでも知って欲しいわけでもないんです。なんかもっと広くて深いところ、人類の潜在意識下で一回すり合わせとこっかみたいな衝動が湧いたんですよね。

だから私は、地球真裏のブラジルの人にまで聞かせるどころか、ブラジルの人の胸ぐらをつかんで揺さぶる勢いで心の中ではこう叫んでました。

 

無くならないんだよ!?無くならないから大変なんだよ!?

 

私たちは消耗品が消耗しないことに困惑しています。なぜか消耗するのは財布の中だけ。何かの魔法なのでしょうか。

粉がね、色のついた粉がね、無くならないんですー。まぁ練りもなかなかやりますけど、やっぱ粉優勢ですかね。

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この中のNARSのチークとアディクションのアイシャドウは、私が持っているコスメの中で結構高い頻度で使用しているものなんですが、見てください。3年です、3年使ってくぼんできた程度です。

 

練りはコレとかですね。あーもうムリですね。

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もちろんなかなか無くならないのは基本的には嬉しいことです。コスパがいいということですから。ただコスパが良くて嬉しいものと良すぎて持て余すものがあるんですよ。使用期限ってものがあるんですから。

期限を切られてるのに新しいものが差し迫ってくるわけです。ぷよぷよで言うともう画面いっぱいいっぱいまでぷよってる(SS,AWコスメ)状態、そこに特大おじゃまぷよ(クリスマスコフレ)が降ってくるようもんなんです。

コスメ好きな人の間では、この点は割と共通課題だと思うんですが、顔は本当に1個なのだろうか?ってことです。うまいことやりくりすれば何個かになるんじゃないでしょうか。そうじゃないとこのペースで発売されるわけがない。

もし顔は1個しかないのが事実だとしたら、手持ちのコスメは全然無くならないのに、また買ってどうするんだろう?って我々が一番思ってます。

それは単に需要と供給と消費があってないだけなんですよ。切実に次回の国会の議題にして欲しいと思ってます。

でもってコスメは日進月歩のサイエンスの結晶なんです。海のものとも山のものとも察しがつかない新しい成分をみっけては入れておきましたからってすぐ発表してくるんです。

iPhoneが毎週毎週バージョンアップして発売されるみたいなもんなんです。まだ買ったばっかりのiPhoneがあるんだけど、新しいのが出るんですよ?正直何が違うのかってどうせカメラの性能だけだろって分かりきってますよ。でもデザイナーが変わったんですって。色が限定なんですって。欲しくなるじゃないですか?でも今のiPhoneは買ったばっかりだしまだまだ使えるんですよ。

だからもう棺桶まで持っていく所存で購入してます。最終的に花の代わりにぶっこんでいただければそれで万事オーケーです。

※去年書いた記事です。下書きに眠ってたので解放。あとタイトル元ネタの映画は未見です。