ドラマを見る気にはならないんですけどてっぺいはどうなりました?って質問をいただいたので、最近のてっぺいについて主観になりますがお答えしようと思います。
私も実は見ていてそろそろ不安を覚えるレベルになってきていたので吐き出したかったんです。
私の認知の問題なのか…?というぐらいてっぺいの行動原理が相変わらず入ってこない。
6話がすごいのでネタバレでまた書きますね。まー全部すごいんだけど
諸々端折りますが、例のインフルエンサー事業は一応成功しまして。2年後になるわけです。
会社は大きくなったものの経営は順調とは言えず、新しい事業にまたもやお金が必要となります。
そうした時に、あの!1話でてっぺいがクビになった会社の社長が現れて、インフルエンサー事業を(社員も)買い取りたいと言い出したんですよ。
それでてっぺいは致し方なく売るという決断をするんですね。しかし、メガネ君と他の役員は反対。
てっぺいは言います。
「反対する者はクビだ、会社は学校じゃねぇんだよ!」
出ました!全然しっくりこないやつ!
てっぺいが売る理由は新事業を世の中に出すことを優先したいから。うんうん分かる分かるー。
メガネ君が反対する理由は自分達が形作ったメイン事業なので自分達で続けたいから。うんうんそれも分かるー。
で、てっぺいとメガネ君で売る売らないでめっちゃ喧嘩するんですけど…
え、不安…
逆じゃない?
こういうのって主人公は売らなくない?視聴者から見て困難な方を選択をするものじゃない?
メガネ君が「経営的に限界だ…売ろう」と言って、てっぺいが「いや!これは俺逹の手で続けないと意味がない!」とか言うんじゃないの?
てっぺい的には、新事業を頓挫させるわけにいかないから苦渋の決断ということなんですけど、いや分かるけど、それってすごく凡人の発想じゃない?
下町ロケットへのアンチテーゼなのかな?
下町ロケットでは特許買収の件で、佃製作所の社員が「売ればいいじゃないですか!会社が赤字なんですから!技術だけ持っていてもしょうがないでしょ!大手が使ってくれるんだから売ればいい!」って阿部ちゃんに抗議してましたよね。
確かに社員だったらそう思うよなー!どうする阿部ちゃん!って思ったもんですよ。
でも阿部ちゃんは悩みながらも大局を見ていて(ギャンブル的な大局ではありますが)、売ることは会社の為にならないという判断をするわけでしょ。
で、それを決して根性論で貫くんじゃなくて、地に足のついた努力と工夫を精一杯するじゃないですか。
その結果、阿部ちゃんの選択が社員にも視聴者にも納得のいく運びとなるから、「社長ー!!俺逹がバカでしたー!!(号泣)」って一緒にカタルシスを得ることができるんですよ。
てっぺいは主人公なのにあの時の佃製作所の社員と同じことを言ってるんだけど…なにこのやり取り…不安…。阿部ちゃん助けて!
そして今いる社員をクビにして困るのはてっぺい、お前だぞ。
1話から何にも変わってないし学んでないですよね。
てっぺいが最初に友達と立ち上げた会社をやたらポップに辞めたということまでは書きましたが、この時のてっぺいが発した言葉には続きがあって、「俺のお金は置いていくからさ!(めちゃ明るく笑顔で)」って言うんですよ。
どう思う?どんだけ相手にリスペクトないの、この言い草。
「俺の身勝手ですまない。せめてもだけど俺のお金は置いて行くから許して欲しい」ってなぜ言えない。
お前は、その時お金以外のものも置いていってんだよ!信頼と尊敬ってやつを!
だから友達に「お前のところのインフルエンサーを貸してくれー」って頼み事をした時に(もちろん頼み方はやたらポップだよ)ブチ切られて断られてるわけです。
それでインフルエンサー買収の為に1000万の経費を使うことになるわけ。信頼を保っていればこんなお金かからなかったのにねー。
またここで人と信頼を手放したらお金は余計に出て行くことになるんじゃないですか?でもそれに一生気付くことはなさそうなタイプだからある意味そのまま突っ走っていいのかもしれませんね。もうどうでもいいのかもしれません。
反カタルシスを意図的に作ったドラマなら(せめてそうであってほしい)、新しいタイプのドラマなのは間違いないと思う。ただし頭グラグラするし心はザワザワするんで健康には良くないです。
あと、役員の1人で重要な女性キャラがいるんですけど、その子がすっげー唐突に死にます。
え、雑。
雑な死でどうしていいか分からない。不安。
やたら感動げな音楽が流れてたけど、無駄すぎる死の下品な演出に閉口。
7話で最終回なんですけど、ここにきて脱落したい気持ち。どうせ7話もてっぺいはてっぺいだろうしなぁ。ま、でも見ときますかぁ。