オーガニックコスメという言葉が流行り出した時、今ではその世界の第一人者ともいえる方が「ケミカルコスメを使っていたら今はいいけど後々肌が悲惨なことになる」と言い切っていた。確かに言い切っていた。
私はオーガニックコスメを使っていないけど(好きな時もあったけど)、それから10年以上、別に私の肌は悲惨なことになっていない。むしろ調子いいです。
その人にそうでもないですけどって言ったら「あと10年後は悲惨なことになるんです!」って言うんだろうか?10年後まだ別に悲惨じゃないですけどって言ったら「いやいやあと5年後にはきますよ!」って?
悪い予言をして、悪いことが起きたらほら当たりましたね起きなかったら予言のおかげで避けられたんですって言う占い師みたい。バカみたいだと思う。
これは決してオーガニック批判じゃありません。
反対の「オーガニックの方がかえって刺激が強いし危険」っていう極端な意見も私はバカみたいだと思う。方が、ではないだろう。
なぜひとくくりにしてしまうのか。使用期限が短かったりアレルギーを誘発する植物があるのは確かで、例えばよもぎアレルギーの人がよもぎ入りの石鹸を使ってたらそりゃあ良くない。天然のオイルは酸化しやすいという面もある。
でもうまく付き合えば問題ないわけで、自分の肌質や体質と合わないコスメや間違った使い方をしていたらなんだって肌がボロボロになるってだけでしょう。
いやそれでもオーガニックの方が良くないんですって言うなら、じゃあ私の肌貸すからその辺の洗顔フォームで洗ってワセリン塗ってみてくださいねって思う。めちゃくちゃ真っ赤で痒くなってじゅくじゅくのずるずるになりますけど使い続けてくださいね。アレッポ持ってきてー!は無しですよ。
要は他人のことまで簡単に言い切るなってこと。
他人の生育や環境や性格や体質や遺伝なんかをきちんと把握できるわけもないんだから、自分が合ったから正解はひとつましてや他人が困っているわけでもないのに間違ってるって言い切るな。
そりゃ人それぞれじゃなかったらある意味どんなに楽か。
誰しもこのスキンケアでこのコスメが正解です!って本当にそれがあったらいいだろうね。でもそんなのはユートピア。
私だってお気に入りのスターフルイドが合わない人がいるのが残念無念。どうして全員でこの良さを共有できないんだろうって思うけど、いくらこれは他のレバーと違って癖のないレバーだって言ったって、苦手な人は美味しいと思わないんだから。いくら納豆が身体にいいとしても大豆アレルギーの人は食べられないんだから。いくらブラピが一番かっこいいよね?と押し付けたところでゴリラにしか見えない人もいるんだから。
私は素人の趣味ブログだけど、だからこそ、自分にはこれが合った、他にも合う人がいるかも。こういうのが好きな人にはオススメ。っていうスタンスをできるだけ強く持ちたいと思う。あ、でも電動歯ブラシは皆絶対買った方いい。言い切り。