「お湯加減いかがですか?」
「……………………………………
…………はいっ、大丈夫です」
って美容室でいきなり会話が衛星中継みたくなる時があるんです。髪が硬くて太くて多くてお湯が地肌に届くまでに思ったより時差があるんですよね。ちゃんと地肌で受け止めてから返事をするとそうなってしまいます。
ある美容師さんには「髪が太いわけじゃなくて多いだけ」と言われ、ある美容師さんには「髪が多いわけじゃなくて太いだけ」と言われ、プロをも欺く髪質らしいんですけど、とにかく硬いことは間違いないです。
ですから、ドライヤーがすんごい嫌いです。乾くのにめっちゃめちゃ時間がかかるんですよ。毎日疲労困憊。襟足の奥のとこなんてあててもあてても水気が飛んでいかない。
そんな私が買って良かったと心から思う、地味だけどいい長谷川博己みたいなアイテムがあります。
EcoTools, アルティメート・エアー・ドライヤー・ブラシ
このエコツールズのブラシを使ってブローすると40%早く乾くそうです。
はい、早く乾きます。
理由は簡単で、私のような髪質だと指5本によるハンドブローでは髪にほとんど隙間ができないんです。かきわけられてない。故に奥や地肌に風が届かない。
しかしこの目の細かいブラシで細かい隙間を作って風を当てるからその分早く乾くんですね。いやー地味だけどこれは発明だ!
じゃあ普通のブラシでもいいじゃん?って思うんですが、エコツールズのこのブラシがそれ用として圧倒的に優れているところは髪へのテンションが皆無なところなんです。
伸ばす力はない。かきわけるのみです。
乾いてきたらテンションのかかるブラシで伸ばした方が仕上がりはキレイだと思いますが、びちゃびちゃの髪に普通のブラシを使ったら痛みますからね。
分かりやすく言うと、50本ぐらいの指でかきわけてくれるというイメージです。めっちゃきもいイメージなので訂正。長谷川博己が5人ぐらい集まってよってたかって髪をかきわけてくれるイメージです。