だいぶ昔の映画ですが、『ネバーエンディングストーリー』に出てくる「悲しみの沼」って知ってますか?
その沼を通る時、悲しみにとらわれた者はズブズブと沈んでいくという怖い沼。
結局アトレーユっちゅー美少年の相棒の馬が沈んでしまうんですけども、小さい頃の私はズブズブズブ…を見て「こんな辛い現実は(映画や)とても受け止められない!」と軽くトラウマになりました。※最後はハッピーエンドなので馬は元気な姿で復活
私、今、そういう沼に沈んでいるみたいです。
〝アイシャドウ塗るのすっげー面倒くさい病〟にかかっているってことは前々回にお伝えしていたのですが、もっと早く浮上すると思っていたのに案外深いところに入り込みました。「メイクがなんかめんどくさ…沼」に。
そういう時ってなーい?
私こう見えて(どうも見えてないわ)結構あるんですよ。
メイクはしてます。ただここ何日かなんだかめんどくさい…という気持ちの上でしているんです。
こういう時ってもがくと余計沈んでしまうものなので基本放置。ただし浮上するきっかけを見逃してはいけない、見落としてはいけない。その浮き輪を逃すともう上がれないかもしれない。
人間なんてほんのちょっとのきっかけで沈む時は沈むし上がる時は上がるんだ。
アトレーユの馬だってほんの一瞬の悲しみで沼に沈んでいったんだ。
で、その上がる方のきっかけが昨日きたかもしれないんです。
『侠飯』で。
知ってます?Amazonプライムで今無料で見られるドラマ。昨日一気に見ました。
簡単に言うとヤクザ料理ドラマで(簡単に言いすぎ)、ヤクザ役の生瀬さんが毎回料理をして渋く料理のコツを解説してくれるのが面白いんです。
私は早送りして料理のシーンだけ見るって最低の見方をしていて、その割に最終回だけちゃんと見てしっかり感動するっていう、もうね、我ながら人間として一番信用できない軽薄さ。
まぁそれはいいとしてドラマの中で生瀬さんが言うある台詞があって。
「めしってのは空腹を満たす為だけじゃない」という言葉。
生瀬に一票。チーン。※乾杯の音
「メイクってのは身だしなみを整える為だけじゃない」よね。
メイクって何の為にするの?と問われたら、私の場合、生きているから(最低限の身だしなみとして)であり、(自分が楽しんで)生きていく為である。
どっちの理由も同じぐらい占めているけども、前半の理由だけのメイク、身だしなみとしての必要最低限のメイク✖️毎日ってなんっっっっっっっって味気ないものだろう。
あぁーつまらんこりゃこりゃ♪ってつまらん音頭が聴こえるぐらい。
私はここ何日か、つまらん音頭をBGMにメイクをしているんですけども、心に彩りなんてありゃしない。ウキウキもワクワクも集中も挑戦も成功も失敗もないんですもん。楽と楽しいって全然違いますよね。
旬の野菜が美味しいように、旬のコスメはやっぱり可愛い。
下ごしらえが肝心なように、素肌の状態からメイクは始まっている。
冷蔵庫の余り物で一品ができるように、眠ってたコスメが組み合わせ次第で生き返る。
特売のお肉でも調理次第で立派なメインディッシュになるように、プチプラのコスメでクオリティの高いものを見つけた時はテンションが上がる。
ただ作業としてメイクをするのか、心と頭を働かせながらメイクをするのかで1日の豊かさは本当に変わる。ご飯もメイクも日々の機微と密接につながっている。
ということで、人様に迷惑をかけない程度に探求して楽しむに越したことはない。という分かりきった結論に至ります。
流れで今一番欲しいコスメを発表。
カラーポップがバレンタインにぶっこんできた新作が可愛すぎる!!