グリセリンとオイル。
私が神から取り上げられた、世の中のスキンケアで最もシェアを占める保湿成分。
以前からこのブログを読んでくださっている方ならご存知だと思うのですが、私は、『とろみ系化粧水、乳液、保湿クリーム』がとにかく肌に合わない、むしろ肌が汚くなってしょうがないという肌質であります。
成分オタでは決してないのですが、どう考えても『とろみ系化粧水、乳液、保湿クリーム』に含まれていることが多い『グリセリンとオイル』がダメっぽいのです。
ちなみにキャリアオイル全般も合わないです。
使わない方がよっぽど肌が綺麗なので、というより絶対的に合うものにはグリセリンとオイルが入っていなかった…結果、色ムラのない透明感と保水感でタプタプな理想の肌になれたので、ドゥラメールに出会うまではクリーム類は一切使用していませんでした。
同じような肌質、近い肌質、真逆の肌質の方、ハイブリッドの方などいらっしゃると思うので、今一度『保湿クリーム』というものについて掘り下げてみようと思います。
というのもですね、先日「もしヒツコスさんが「自分が今20代だったらこれ使うかなー」っていうクリーム系があれば教えていただきたいです! (ちなみに私はがっつりオイルは不得意な肌質です。水分系のお手入れが合ってる気がしますが、水分のみだとちょっと乾燥します…)」というコメントをいただいたんです。
それに対して、全然あんまりすっごくかなりちゃんと答えられなかったんです。
私の場合という風に考えると、20代だったらこれ使うかなーと思うクリームが本気で無さすぎて。饒舌な私が頭が真っ白になって「アガガガガ…」ってなりました。
そこで気付いたんです。
グリセリンとオイルが合わないという肌質の私の基準に合わせたら、世の中のクリーム全てが消滅するってことに。
どっちかは合えよ!っていう話なんです。でもどっちも合わないんです。
きっとここまで神から取り上げられた人間もそういないと思うので(でも読者の方には何名かいらっしゃる)、どっちかは合う、どっちも合う、そしてお値段を考慮して20代の方向けに、このクリームはいいんじゃないかなー?という製品を小うるさい注釈と共にピックアップしていきたいと思います。
まずグリセリン、オイル両方いけるってそこの貴方、おめでとうございます。「よっ!クリーム勝者」てなもんです。
この2つが肌に合う方は、市場に出ているクリームで合うものが沢山あると思います。
しかし保湿成分の基盤となる①グリセリンが合わない、②オイルが合わない、③私のように両方合わない肌質だとクリームに関しては、ギュイーン!と選択肢が狭まるはずです。
そして「合わない度」もそれぞれ程度の差があると思います。
例えば、私はグリセリンが1ミリもダメというわけではなく、スキンケア製品で高配合だとダメダメ、という肌質。ギトギト、カサカサ、ゴワゴワ、赤黒い、毛穴パッカーン。この状態は特にグリセリン高配合のローション系でなりやすいかな。
でもシャンプーや洗顔など洗い流すものに関しては大体大丈夫だし、ファンデーションも大丈夫。成分表示の最初の方にドカンときてなければ使えるスキンケア製品もあります。
他にもアルコール、パラベン、香料など合わない成分をお持ちの方はいらっしゃると思いますが、完全フリーじゃないとダメなのか、どこまで取り入れられるのかは自分の肌で実験していくしかないと思います。
では①のグリセリンから。
グリセリン高配合がダメな方=世の中の半分以上のクリームが消滅しました。のっけから残念なお知らせですが、そう覚悟してください。いずれは竹野内豊が結婚するのも覚悟してください。
それぐらいクリームという名のつくものにはグリセリンがドッカーンと入っていると思って欲しい。成分表示の2番目か3番目にきているクリームがほとんどだと思います。
だってグリセリンって正真正銘保湿成分なんですもの。クリームは保湿する為のものなんだから何も間違っちゃいない。
ただし今はグリセリンフリーという言葉がある時代。調べりゃ出てくる出てくるー。
その中から、私が良さそうだなーと思ったグリセリンフリーのクリーム。
まずアンブリオスのモイスチャークリーム。30ml・1,500円 / 50ml・1,800円 / 75ml・2,800円。
水・ミネラルオイル・ステアリン酸・パルミチン酸・ステアリン酸グリセリル・TEA・ミツロウ・パルミチン酸セチル・シア脂・1,2-ヘキサンジオール・カプリリルグリコール・ポリアクリルアミド・ステアレス-10・(C13,14)イソパラフィン・トロポロン・ラウレス-7・香料・アロエベラ葉エキス・加水分解ダイズタンパク・PG
ミネラルオイルは賛否両論あると思うけど、ドゥラメールのクリームもミネラルオイルです。ドゥラメールを印籠ばりに持ち出す女。
このクリームは有名だから知っている人は多いと思うんですが、改めて口コミを見たら、すっごく評価が高いですね。グリセリンが合わなくて、ミツロウ、シアバターなどが合う人であればこのクリームはなかなか良いのではないでしょうか。下地効果も高いみたいですよ。それはいいねー。
続いてノブⅡモイスチュアクリーム。50g 5,000円。
水、BG、スクワラン、イソステアリン酸2-ヘキシルデシル、ベヘニルアルコール、硬化油、ミツロウ、親油型モノステアリン酸グリセリル、アラントイン、グリチルリチン酸2K、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、海水乾燥物、パーム核油、パーム油、メチルパラベン
こちらもグリセリンフリー派の方に人気のクリームでした。敏感肌の方にも良さそうですね。必要な保湿をしてくれるすごく低刺激なクリームだと思います。
BGという成分はグリセリンの仲間みたいなものなんだけど別物で、防腐効果と保湿効果を兼業をしている成分です。
グリセリンよりずっとライトな保湿成分なので、まんまのグリセリンは合わないけどBGは大丈夫という方は結構いるかと思います。
ちなみにグリセリンがダメな私が超愛用しているヒノコスメのヒノコCとSBLもBGが使用されています。あとSBLにはエチルヘキシルグリセリンが入っています。成分表示順的には最後から3番目です。
そもそもグリセリンが合わないってどういうこと?合うか合わないか分かってないんだけど…っていう方はこちらのブログを読んでみてくだされ。
スキンケアが肌に合わないって「刺激を感じて痒くなることだけじゃない」のがトラップだと思います。荒れなくても肌が綺麗に改善されないものは合ってないと言えるのかもしれません。
いつまでたってもインナードライ、いくらケアしても毛穴が開いて黒ずむ、お風呂上がりは肌が白いのにスキンケアすると肌が赤黒くなるなどが思い当たればプチプラなものからトライしてみる価値はあると思いますよ〜。
続いて②のオイルについて。
オイルケアが私の肌にどのように合わないのかと言いますと、なんだか肌が曇る。
前もちょっと書いたことがあるんだけど、透明のガラスに細かい傷がいっぱいできて曇っている感じ。見た目的に肌のツヤが消える消えるー。
あと思うのは、恐らくぶっちゃけ肌の上で酸化してる。酸化しないと言われているオイルも酸化してる。
これは私が人よりも酸化しやすい肌なのかもしれないし、問題のない酸化レベルであっても人よりもダメージをくらってしまう肌なのかもしれないです。
それではオイルが苦手な方向き、オイルフリーのクリームいってみよう!
オルビスのクリーム全部。雑ですけどまとめさせていただきます。お値段は全て4,000円以下でした。
オイルフリーのスキンケアのパイオニアなので間違いないでしょう。ラインや効能別に種類がいっぱいあったので気になる方はHPを見てみてくださいね。
なぜかこれだけリンク貼っちゃったけどステマではありません。むしろそういう依頼がいまだに一個もこないちょっと寂しいブログなんで慰めてください。くるけど断ってるとかカッコいいこと言いたいんですけど本当にこない。
あと、これはオイルフリーではないんだけど良さげだなと思ったのがキュレルの潤浸保湿フェイスクリーム。40g 2,300円。
アラントイン*、精製水、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、シクロジメチコン、トリシロキサン、スクワラン、イソステアリルグリセリルエーテル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、イソステアリン酸コレステリル、ジメチコン、ユーカリエキス、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ジメチルパルミチルポリシロキサン、硫酸Mg、POE水添ヒマシ油、POE・ジメチコン共重合体、パルミチン酸デキストリン、BG、コハク酸、水酸化ナトリウム液、パラベン
*は「有効成分」 無表示は「その他の成分」
スクワランが入っているんだけど、そんなにオイルツユダクなクリームではないと思う。 オイルよりセラミドで保湿するよーっていうタイプのクリームですかね。
追記:「アンブリオスとキュレルは蓋をするという点で超優秀。美容効果は薄いのでまさに20代向き」という報告が使用経験者の方から先ほど入りました。
最後にグリセリンもオイルもどっちも合うよーっていう方にオススメのクリーム。
アルージェのエッセンスミルキークリーム。35g 2,200円。
こちらの記事を是非読んでくだされ。
- [有効成分]
グリチルレチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、γ-オリザノール
[その他の成分]
水、濃グリセリン、BG、植物性スクワラン、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、カンゾウ葉エキス、シア脂、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸Na-2、ビオセラミド、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、サラシミツロウ、ジグリセリン、水添大豆リン脂質、水添ホホバ油、天然ビタミンE、トリオクタン酸グリセリル、フェノキシエタノール、1,2-ヘキサンジオール、ベヘニルアルコール、粘度調整剤、pH調整剤
SBLに似ていて肌がふわふわになるんだってさ!要チェケラーですね。
とここまで書きましたが、どのクリームにもグリセリンかオイルのどちらかは必ず入っていることはお分かりいただけたでしょうか。
神よどうして私の保湿をお見捨てになったのですか。。。と愚痴りたくもなります。
でもそんな時、
神、いたー!!!!
いたよーー!!!
このクリームだけは使えるからマジ不思議!ミラクルってる!
私の場合はドゥラメールだったわけですが、クリーム系が苦手な方が使えるクリームを見つけたとしても、本来そこまで得意じゃないアイテムを形式のように朝晩必ず使うってことはしなくていいかもしれません。
私はドゥラメールが肌に合ったし効果をすごく感じるけど、連日朝晩使えるかというと使えないです。キャパオーバーして肌の調子がかえって崩れます。
ほんのすこーーしならものすっごく調子が良くなるんです。
一番肌の調子が良くなる適量を見つけていくといいと思います。
グリセリンもオイルもヒアルロン酸もオーガニック成分もケミカル成分も一切合切何もかも合わんのです!神どこいったー!?っていう方にはウィラードウォーターがオススメです。
私は長年これだけで生きてきましたので。なんとかなるものです。
最近、ウィラードウォータぐらい無刺激で良さげなほぼ水のシャバシャバローションを見つけたので次回ご紹介しますね。
それではまた。
追記: 最新記事はこちらです。