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逆に元気が出る映画大賞『マージン・コール』

 

逆によ。

逆に出るね。

っしゃーーー!!って。

 

なにがどう逆なんだって、全くもって元気が出る映画ではないからです。

こんなもん見たら普通にすごく元気が出ない。

酷い話(クオリティではないですよ)。

そこまで酷いと逆に元気がでるわい!という映画なんですよ。

 

また、マージン・コールを観てしまったんです…。

マージン・コール(字幕版)

マージン・コール(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

またって言われても知らないと思いますけど…。

今回は申し訳ないのですが、「これオススメです!」という趣旨ではなく、超日記的な自白的な記事になります。

 

私、マージンコールを年に3回ぐらい観るんですよ。

めっっっっちゃ好きっぽいじゃないですか。

いや、好きは好きなんですけど、前述したように、これ観てみ!ってオススメしたくなる映画じゃ全然ないんですよ。

どういう時に観るかというと、「資本主義に疲れそうな時」です。

疲れそう、の「そう」がポイントです。

私は「資本主義と共存していく」と決めているので、疲れ「そう」がきたら、即立て直すようにしてるんです。

共存といってもそれ自体をウェルカムカムというわけではないですよ。

それがそこにある世界にいるならば、うまく泳いでいくしかないなぁと決めているのです。決めないとあっという間に漂流しそうなんで。漂流して無人島で生きていきたいわけではない。

しかしある夜、どこからともなくやってきた想いの数々が「あぁぁぁーーーー……」という声までに膨らんだ時に、私はマージンコールを観るのです。

 

マージンコールは、ウォール街投資銀行のある1日のお話を描いた映画です。リーマンショックがモデルとなっています。

淡々と進みますが、非常にスリリングです。

いわゆる「いきすぎた資本主義」というやつの醜悪さと残酷さと空虚さをビンビンに伝えてくる映画なのですが、これがもう酷くて酷くてめちゃくちゃ元気が出ちゃう!

はい、オッケーでーす!!みたいな。

カチッてスイッチ入るんですよね。

そうだよねそうだよね、こういう人たちが経済の中核にいる世界に生きてるんですよ。

いや、何十万人何百万人の投資基盤を無責任に操作できるこの人達だって、24時間後には会社から追い出されて無職なんですよ。

いやー、酷くて元気出る。

モンスターみたく思えるこの人たちだって、きっと私となんら変わらない。スケールがすっごく小さいかすっごく大きいかの違いだけだろう。あー酷い。

そんなところも元気モリモリ。

ついでに言うと、マージンコールと仏教のタッグは最高です。

資本主義における浮き輪FA。

自分の立ち位置を見誤らず、限りあるまで自分ができることをいっぱいしよう。

いつもそこに還る。

逆にそういう気持ちになる映画です。

別にオススメじゃないですけど。

皆さんも「逆に元気が出る映画」があったら(どういう観点でも)教えてください。

それではまた。

 

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