令和。
令和。
令和。
かんっぜんに乗り遅れたよね。
ハローハロー令和。
4月1日、新元号が発表された日に何をしていたか、私は一生忘れないと思います。
なぜなら高岡早紀、その人を初めて生で見た日だからです。
新元号が発表された11時45分頃何をしていたかも一生忘れないと思います。
早紀のライブに向け、炭水化物をぶっこんで夢の中の中の中だったからです。
それでは…ついに続きを書こうと思います。
もうね、焦らしてもしょうがない。登場させちゃおう。
芸能界デビュー31周年にして、永遠のラスボス、高岡早紀の登場だぁ〜!
どこからだ?どこから現れるんだ?とソワソワしていると、客席の裏側からライトに照らされながらササーっとステージまで歩く早紀。
シルバーの膝丈のワンピースに肩がけジャケットというスタイル。
本物だぁ本物だぁ!と興奮しながらも、そんなにすぐには実感が湧かないものなんですよね。
とりあえず対象は発光している。
ライトを浴びているだけではなく、明らかに光っている。
目が潰れないように、防御反応として脳がゆっくりと段階を踏んで慣れようとしているに違いないんですけど、ラスボス早紀は留まってくれない。
防御システムが働いてる私たちの目に容赦なく入ってきたのは、ワンピースから伸びるその御御足。
あまりの完璧さにボキャブラリーを失って「脚!脚」しか言えなくなるというバグが発生。
すらっとしなやかでしっかりぴっしり引き締まって線が入ってるんです。
言うまでもなく、めーーーーーちゃくちゃ細いよ!更に言うまでもなく細いだけじゃないよ!
いやー立体美立体美(拝む)
曲がりなりにもジムに通って筋トレをしている私は、その線がただ普通に暮らしていてポテンシャルに甘んじてできるものではないことが分かる。
線が入った脚は脚であって脚ではない。別名が必要だ。
脚バグも早々に、曲が始まってジャケトをシャラランとお脱ぎになったら、スリップワンピースでんねん。
もー肩があらわよ、あらわ。
はい、開始10分で元取ったー!
肩のラインも綺麗でねぇ、これが(拝む)
腕を上げて手拍子しても二の腕がタルタルしてないの(拝む)
で、歌いながら早紀が私たちの席の方に背を向ける形になった時に、ぱっくりあいた背中が見えたんですね。
その瞬間、シュシュさんと顔を見合わせましたから。
背中…!!
背中…!?
?がつくほど、私はその骨と脂肪と筋肉と皮膚が織りなす造形美に息を呑みました。
背中ってこんなものだった?って思うほど、美しいー!色っぽいー!
思い切りストレートな表現になってしまいますが、早紀さんってすごくグラマーなバストをしていらっしゃるじゃないですか。
早紀のひとつの象徴といってもいい。
豊かなだけじゃなくて、全てのバランスが素晴らしくてリーサルウェポン級のバストだなーと思っていたんですけど…
背中にもウェポンを隠してたぞー!!!
思い出したのが、「切り札は先に見せるな」「見せるなら、さらに奥の手を持て・・・か」という例のあれですよ。
妖狐と闘ってもいい勝負をするに違いない早紀。
加工キメ顔静止画でファイトーいっぱーっつ!みたいな表現方法が需要あるご時世ではありますが、あらゆる角度から見ても美しいのはやはりやはり女優さんの(とあえてひとくくりにさせてもらいますが)強みと凄さだなと思いました。
早紀が女優という数多くの人に見られる仕事をしていて、長年どれだけ高いプロ意識を保ち続けてきたか、お姿を見たら一発で理解できました。
特に早紀のように体幹がしっかりしていて運動神経が良いであろう女優さんは、動けば動くほど魅力を増幅していくんですね。
キメとキメの間の隙間すら魅力的。
身体ひとつに色んな女性像が見えるし物語が見える。
身体全体で、シネマしてーるねー!ってひとり六本木心中しちゃってるんですよ。
彩りのグラデーションがすごい。
ラスボスだけにたぶん何百人かの町娘を飲み込んでる。
そう思うぐらい、たった一人の女性から放たれる美しさの多彩なうねりにぼーーーーーーっと見惚れるしかありませんでした。
ここで早紀のトークタイム。
「新元号発表されましたねー。発表をテレビの前でずっと待ってて、感慨深くてなんかじーんとしちゃいました(意訳)」というようなことを話されて、会場の空気に統一感が生まれたその時、あ……となりました。
新元号知らねぇ!!!
だって寝てたからぁ!!!起きてバタバタだったからぁ!!!
シュシュさんに小さい声で「年号何になった?」とお聞きしたら、若干引きつりながら「れーわ」と答えてくれまして、耳慣れない響きに「れーわ?れ?れ?」としつこく食い下がり、早紀のライブ中に「令和」を知るという記念すべき日になりました。
しっかし、トークをする早紀のお顔を見て、「何のファンデーションを使ってるんだろう?」という素朴な疑問がふつふつ湧くんですよ。
だってすっごーーーーーーーい肌綺麗なんだもん!
透明感があってしっとりしてそうでさらっとしてそうで柔らかそうで、言っちゃなんだけど不自然なつっぱりとかつるぴかさとかない。限りなく自然。
質問ターイム!なんつうものがあったなら真っ先に挙手して聞くのに…。
そういえばですね、「何のファンデーション使ってるんだろう?」という疑問って、普段から綺麗なベースメイクをしている人をお見かけすると覚える疑問なんですけど、(特にメイクを好きになってからは)、その度にセットで思う一件がありまして…
何年も前になりますが、とある美容室でとある雑誌を読んでいた時のこと。
メイク特集記事にてメイクアップアーティストの河北さんが「何のファンデーション使ってるの?って聞かれたらNGサイン(意訳)」と語っていたんですよ。
バサッ(雑誌を落とす音)
え?河北ちゃんてば。どーいうこと?
ショックで思わずちゃん呼ばわりですよ。
コスメ好きの人だったら、中学生男子が可愛い子を見て「どんなパンツ履いてるんだろう?」って思うぐらい、綺麗なベースメイクをしている人に対して「何のファンデーション使ってるんだろう?」って思うもんだと思ってました。
私の場合、コスメ好きの友達と会った時に「今日のファンデ何?」って聞き合うことはよくあるし、解散した後に「今日のファンデ綺麗だったけど何?」って聞くこともあるし、各所で対面したBAさんや美容師さんやアパレルの方などのメイクがお綺麗な時は「お肌すごい綺麗ですね。何のファンデーション使ってるんですか?」と聞くことだってままあります。
聞かれたらNG⇨ファンデが馴染んで肌そのものの状態になっているのが正解、ということなんですけどね、そうは言うてもコスメ好きやメイク好きは、「肌そのものの状態になっているその素晴らしいファンデは何ですか?」という意味で聞くのよ!
要はね、『香水の銘柄を聞かれたらつけすぎだということ理論』あるじゃないですか。河北ちゃんが仰っていることは、あの系譜のことだと思うんですけどね、てかあれもそもそもちょっと解せないっていうか、私は相手がつけてる香水について触れる時はいい匂いだなと思った時だけなんですよね。
「つけすぎ」って思った人にわざわざ「何の香水使ってるの?」って聞きます?
ぶぶ漬けどうどす?みたいな方法を実践する人がそんなに多いと思えないんですよね。
悪い意味であえて触れるという認識でいらっしゃるって、河北ちゃんの周りはそんなに本音と建前を使い分ける人が多いの?心配よー。
河北ちゃんの奥様のメイクは大好きだからしょっちゅう「恵はこの時は何のファンデーション使ってるのかな?」って思ってるし、恵に会ったら絶対聞くよ?私。
なんなら河北ちゃんに会った時も「その眼鏡どこのですか?」って聞くよ?
100%いい意味で。
話が逸れまくったところで、早紀ライブも終わりを迎え…
クローク待ちする列に並びながらシュシュさんと「いやー背中ね!背中すごかったね!あの背中を目指そう!」と盛り上がっておりましたら、後ろのご婦人が「ねぇ、ちょっと…」とシュシュさんに話しかけてきたのです。
二人でキョトンとしていると、「ファスナーが…」と言いつつ、シュシュさんのワンピースの後ろのホックに手を伸ばしてきたではありませんか。
そうです、シュシュさんのワンピースのホックが外れて後ろのファスナーがあいていたのです。
す、す、す、すみませんー!ありがとうございます!と2人でわたわたしちゃいましたが、さすがコットンクラブにいらっしゃるような方は上品で優しい。感動。
それにしても…と、間ができて
「あの背中になろうとか言っておいて、一人はタグつけてるし一人はファスナーあいてるし…」と私。
「普通以下ですよね…」とシュシュさん。
まずは普通の背中になろう!と決意しました。
後日、背中が素晴らしかった!という話をジムのトレーナーにも興奮して話したら、「あの人はバレエですよね」と返ってきまして、やっぱバレエか!と思い、シュシュさんに即効「早紀はバレエやってたんだってさ」と報告したら「やっぱバレエですか!」と言っていました。
やっぱバレエなんですね。
そこから大人のバレエ教室の話になって、今までのお互いのダンス教室関係の体験話になって、「ついていけなさすぎて大人の恥かき教室だよね」という結論で意気投合しました。
締めに入ろうと思うんですけど、早紀登場編は文字に起こすのに苦戦しまくりました。
早紀の凄さや感じたことを全然言い尽くせていない。
不完全燃焼だけど、今の私ではこれが精一杯や。
河北さんのところはすごい筆が進んだ。
これからシュシュさんの方でも早紀についての記事がアップされると思うんですけど(苦戦中らしい)、それぞれのすっとこどっこいエピソードの記載については前もってお互い確認済みですので、どうぞ心配しないで読んでくださいな。
それではまた。